サイモン・キンバーグが『スター・ウォーズ』新三部作の脚本・製作を担当へ

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サイモン・キンバーグ『スター・ウォーズ』新三部作の脚本・製作を担当へ

Varietyによると、サイモン・キンバーグがルーカスフィルムにより新作『スター・ウォーズ』三部作の脚本と製作を担当することが報じられた。
キンバーグは『X-MEN』シリーズへで知られており、脚本家、プロデューサー、監督として活躍してきた。
このプロジェクトは社内では既に開発が進んでいるとされているが、公表される段階には至っていないとのことだ。

キンバーグは『X-MEN』シリーズ以外にも『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』直近では『デッドプール&ウルヴァリン』など、数々のヒット作の制作に携わっている。

しかしながら監督デビュー作である『X-MEN: ダーク・フェニックス』は、シリーズ最低の興行収入と評価を記録した。
また、製作を務めた『ニュー・ミュータンツ』は、クリエイティブ面での懸念とディズニーによる20世紀フォックスの買収が重なり、公開が大幅に延期され、最終的にパンデミック中の公開となった。
近年では、ジェシカ・チャステイン主演のスパイ・スリラー『355』も興行的に失敗に終わっている。

関係者によると、キンバーグの『スター・ウォーズ』映画はエピソードX、XI、XIIとしてスカイウォーカー・サーガを継続するものではなく、新たなサーガの創造を目指しているとのことだ。
しかしながら、脚本開発の初期段階であるため、具体的なプロットやキャラクターは未確定であり、劇場公開までは長い道のりが予想される。
キンバーグは現在、『スタートレック』の新作映画のプロデュースにも携わっており、複数のプロジェクトを抱えている状況だ。
そのため、『スター・ウォーズ』の新三部作が実現するのは、まだ先のことになるだろう。

 

サイモン・キンバーグの起用が示唆する『スター・ウォーズ』の未来

キンバーグの起用は、ルーカスフィルムが『スター・ウォーズ』シリーズの将来像をどのように描いているのかを示唆する興味深い事例である。
近年の興行成績の不振を鑑みると、ルーカスフィルムは新たな方向性を模索していると考えられる。
キンバーグはフランチャイズ映画製作に精通しており、大規模なプロジェクトを成功に導くためのノウハウを有している。
しかし、近年の彼の監督作品は必ずしも成功しているとは言えず、ルーカスフィルムが大きな賭けに出たことは明白だ。

キンバーグが直面する課題は少なくない。
『スター・ウォーズ』シリーズは熱狂的なファン層を抱えており、彼らの期待に応えることは容易ではない。
スカイウォーカー・サーガの継続ではなく、新たなサーガの創造が求められていることは、キンバーグにとって大きなプレッシャーとなるだろう。

キンバーグの起用は、ルーカスフィルムがリスクを承知の上で、新たな才能に賭ける決断をしたことを意味する。
今後の『スター・ウォーズ』シリーズの行方は、キンバーグの手腕にかかっていると言えるだろう。