マーク・ライランス、ハリー・ポッター新TVシリーズでダンブルドア校長役の最有力候補に?
新シリーズの製作が発表されてから約1年半、HBOによるこの番組についての情報はあまり多くなかった。
監督は『サクセッション』のマーク・マイロッド、脚本はフランチェスカ・ガーディナー(『ダーク・マテリアルズ』)が担当し、9月にはハリー、ロン、ハーマイオニーの主要3役のオーディションが開始されたことは既に報じられていますが、それ以外の情報はほとんどなかった。
しかし、主要キャストに関する大きなニュースが飛び込んできた。
それはハリー・ポッターシリーズにおける最重要人物の一人、アルバス・ダンブルドアのキャスティングに関するものだ。
HBOは『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞を受賞したイギリスの演技派俳優、マーク・ライランスをダンブルドア役に希望しているとのことだ。
ライランスは現在、BBCの『ウルフ・ホール』でトーマス・クロムウェル役を演じている。
リチャード・ハリスが初めてダンブルドアを演じたのは71歳、ハリスの逝去後、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』からダンブルドア役を引き継いだマイケル・ガンボンは、63歳だった。
本稿執筆時点でマーク・ライランスは64歳であるため、年齢的には7シーズンにわたるTVシリーズへの出演が可能であれば、ダンブルドア役に適任と言えるだろう。
また、映画版と同様に「ホグワーツの教師は国宝級の俳優のみ」という方針であれば、ライランスは間違いなくその条件を満たしている。
マーク・ライランス起用がもたらす可能性
HBOはマーク・ライランスをダンブルドア役に希望しているとのことだ。
実現すれば、ライランスの繊細な演技力と重厚な存在感は、ダンブルドアの複雑な内面や知性、そして時に見せる脆さを表現する上で大きな強みとなるであろう。
ライランスは舞台出身であり、シェイクスピア劇などで培われた確かな演技力は、長大なシリーズを通してダンブルドアというキャラクターに深みを与え、視聴者を魅了する可能性を秘めている。
また、ライランスはこれまで様々な役柄に挑戦し、高い評価を得てきた。
その演技の幅広さは、ダンブルドアの多面性、指導者としての威厳、そして魔法使いとしての神秘性を表現する上で大いに役立つであろう。
HBOがライランスを最有力候補としているという事実は、新シリーズにおけるダンブルドアの重要性を示唆していると言える。
過去の映画版でリチャード・ハリスとマイケル・ガンボンがそれぞれ異なる個性を持ちながらも魅力的なダンブルドア像を築き上げたように、ライランスが演じるダンブルドアは、これまでのイメージを覆す新たな解釈で描かれる可能性がある。