ディズニーの代表的なエイリアンで、東京ディズニーランドではアトラクションも存在する『リロ&スティッチ』がディズニープラスで実写化されることが明らかになった。
この記事では実写版『リロ&スティッチ』について現在分かっていることをまとめている。
最新情報が判明し次第、随時情報を追加していく。
キャストは誰?
昨今のディズニーの実写化作品はキャストの決定に対して度々、観客の議論が繰り広げられるが今回はどうなるのだろうか。
ここでは現在判明しているキャストの情報をお届けする。
スティッチ
このたび明らかになったのはクリス・サンダースの最終交渉だ。
The Hollywood Reporterが報じている。
クリスは2002年公開の『リロ・アンド・スティッチ』で監督と脚本、そしてスティッチの声優を務めた。
その後の作品でもスティッチの声を担当している。
実写版『リロ&スティッチ』に登場するスティッチはCGで作成されると言われている。
リロ
主要キャストはほとんど決まっており「リロ」を演じるのは新人のマイア・ケアロハだ。
マイアはほとんど情報のない新人で、これは2016年の映画『モアナと伝説の海』に当時新人だったアウリイ・クラヴァーリョが採用された時のような衝撃だ。
ナニ
アニメーションでリロの姉の「ナニ」を演じたティア・カレルも同役で出演すると思われていたが、ナニ役には『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』にも出演経験のあるシドニー・エリザベス・アグドンが決定した。
シドニーがナニを演じることが決定したことでSNSでは肌の色について物議が巻き起こった。
その理由は、アニメーションのナニよりもシドニーの肌の色が明るいというものだ。
さらにシドニーはハワイで生まれ育ったが、ネイティブハワイアンでないことも議論の的となっている。
昨今の実写化ディズニー作品は多様性を推進しており、度々SNSなどで議論が巻き起こっているが、収束する日は来るのだろうか。
シドニーが演じたことでナニ役の可能性が無くなったティア・カレルだが、どうやらティアは、実写映画で新しく登場する「ケコア夫人」を演じるという。
ケコア夫人はアニメーションに登場していない実写オリジナルのキャラクターだ。
現時点でケコア夫人がどういった役割なのか不明だ。
デイヴィッド
ナニの彼氏の「デイヴィッド」を演じるのはカイポット・デュボアだと言われている。
もともと「デイヴィッド」にはカヒアウ・マチャドがキャスティングされていたが、彼のSpotifyに差別的な文言が記載されていたとして問題になっていた。
このたび、The Hollywood Reporterによると「デイヴィッド」役はカイポット・デュボアに変更されたようだ。
自分の情報が拡散されやすい現代では、記載する情報の選別というのも大切になってくる。
ジャンバ
スティッチを生み出した天才科学者の「ジャンバ」を演じるのはザック・ガリフィアナキスだ。
ザックは『ハングオーバー!』シリーズでアラン・ガーナーを演じている。
ジャンバがどのように映画に登場するのかは不明だが、スティッチと同様にCGで作成される場合、画面上には数多くのCGキャラクターが登場することになるだろう。
プリークリー
ジャンバと共に行動する「プリークリー」を演じるのはビリー・マグヌッセンだ。
マグヌッセンは同じくディズニーの実写化作品『アラジン』でアンダース王子を演じた。
プリークリーもジャンバと同様、CGで描かれるのか分かっていない。
コブラ・バブルス
元CIAで福祉局のソーシャル・ワーカーの「コブラ・バブルス」を演じるのはコートニー・B・ヴァンスだ。
コートニーは『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』でエミー賞主演男優賞を受賞している。
元CIAのエージェントの福祉局員をコートニーがどのように演じるか楽しみだ。
誰が制作する?
実写版『リロ&スティッチ』の監督はディーン・フライシャー・キャンプだ。
ディーンはストップモーションアニメ映画『Marcel the Shell with Shoes On』で注目を集めた。
脚本は『モアナと伝説の海』にも参加経験のあるクリス・ケカニオカラニ・ブライトが務める。
いつ公開される?
『リロ&スティッチ』の実写化が発表されたのは2018年10月だ。
そこからしばらくして2023年3月にハワイで撮影が開始されたと報じられた。
撮影時のワーキングタイトルは『Bad Dog』となっており、これはリロのスティッチに対する見方を現している。
ワーキングタイトルとはネタバレ防止のために使われる偽のタイトルのことだ。
例えば『アベンジャーズ / エンドゲーム』は『Mary Lou』だった。
撮影から公開までどれくらいの期間を要するかは作品ごとに異なるが、撮影から公開まで2年かかると考えると、2025年にリリースされる可能性が高いと思われる。
どこでリリースされる?
実写版『リロ&スティッチ』はディズニープラスでの配信が予定されている。
ディズニープラスではこれまで『ピノキオ』や『ピーター・パン』の実写化作品も配信されている。
リロ&スティッチってなに?
『リロ&スティッチ』は両親を亡くしたリロとその姉のナニがハワイに暮らしている。
しかし同い年の子に上手く馴染めないリロのためにナニはペットを飼うことに決める。
そこでリロが選んだのは犬に見えない不思議な子犬。
リロはこの子犬を「スティッチ」と名付ける。しかし実はこの子犬はエイリアンだった。
2002年に公開された最初の映画は8000万ドルの予算をかけて、世界中で2億7300万ドル以上の収益をあげた。
更に第75かいアカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされた。