日本の代表的なゲームを映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』にはゲームで明かされなかったキャラクターが登場する。
本作を監督を務めたアーロン・ホーバスとマイケル・イェレニックがそんなキャラクターについてインタビューで語った。
オリジナルキャラクターの制作秘話
今回明かされたのは映画に登場するマリオの家族だ。
マリオの両親と言えばこれまでゲームで明確に描かれることはなかった。
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』では両親のシルエットだけ描かれているがそのディティールは長らく不明のままだった。
それが今回の映画で明かされたというわけである。
そんな兄弟の家族について、本作の監督を務めたアーロン・ホーバスとマイケル・イェレニックがPolygonのインタビューで語った。
インタビューによると、マリオの家族が登場する食事シーンは必要不可欠だったという。
「賑やかな食事シーンで彼らを迎えたかったのです。それで、それには多くの人が必要です。そこには誰がいるか?マリオの母親と父親、そして叔父たちが何人かいる予定でした。父親の兄弟と叔母のマリーです」と語った。
インタビューでは両親のキャラクターデザインについても語った。
ホーバスは「彼ら(任天堂)は何年も前に作成したキャラクターのスケッチを私たちに送ってくれました。マリオの父親は彼らが私たちに提供してくれた父親のデザインを完璧にデザインしたようなものです。映画でそれを手に入れることができて本当に良かったです」と語った。
続けてマリオの母親について話している。
ホーバスは映画に登場するマリオの母親のデザインは任天堂から提供されたものを微調整したと語った。
そして「映画のマリオのおじいちゃんはもう少しマリオに似ています。しかし彼はボクサーか何かだったようです。他の家族は少しデザインからズレていますが、母親と父親はとても近いです。とても。」と語った。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は任天堂のゲーム『スーパーマリオ』シリーズを原作として『ミニオンズ』で有名なイルミネーションと任天堂が制作した。
世界興行収入は公開約2週間で6億7800万ドル(約900億円)に達している。
マリオの声優に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット、ピーチ姫に『クイーンズ・ギャンビット』のアニャ・テイラー=ジョイを迎えた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年4月28日に日本公開となる。