米ストリーミングサービス Max が製作する実写ドラマ版『ハリー・ポッター』で、シリーズの象徴となるハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリーを演じる3名の子役が正式発表された。
ハリー役を射止めたのはスコットランド出身の11歳、ドミニク・マクラフリン。
ハーマイオニーにはウェストエンド版『マチルダ』でタイトルロールを務めた11歳のイングランド人女優アラベラ・スタントン。
ロンにはアラステア・スタウトが選ばれた。
今回のキャスティングは、約3万件に上る公開オーディションから選抜されたもの。
ショーランナーのフランチェスカ・ガーディナーとメイン監督のマーク・マイロッドは共同コメントで「若い3人の秘めた才能は驚異的で、スクリーンで織りなす魔法を世界に届けられる日が待ち遠しい」と語り、応募したすべての子どもたちに感謝を述べている。
ドミニクは5年間にわたりパフォーマンス・アカデミー・スコットランドで演技を学び、BBCの新作アクション『Gifted』や Sky 製作のコメディ映画『Grow』へ出演予定。
原作で11歳のハリーがホグワーツに入学する設定と同じ年齢という点もファンの期待を集めている。
ハーマイオニー役のスタントンは 2023~24 年にロンドンで上演された『マチルダ・ザ・ミュージカル』で主演を務めた実績を持つ実力派だ。
一方ロン役のスタウトは映像出演歴がほぼ皆無で、以前の主な出演はジャガイモのCMだ。
原作者 J.K.ローリングは「3人とも素晴らしいです。これ以上幸せなことはありません。」と称賛した。
ドラマ版『ハリー・ポッター』は1巻を1シーズンで制作していくと伝えられており、映画では尺の都合上描かれなかったシーンの多くが映像化されることが期待されている。
“新時代のホグワーツ”がどのような輝きを放つのか――今後公開される情報に注目したい。