ゲイリー・オールドマンの出演意欲
ハリー・ポッターシリーズの忘れられないキャラクター、シリウス・ブラックを演じたゲイリー・オールドマンがエミー賞のレッドカーペットにおいて、同シリーズの新たなテレビリブートに参加する意欲を示した。
IndieWireによると、オールドマンはHBOが手掛けるこのプロジェクトに関して出演のオファーはまだないと発言したが、ファンと同様に、映画でのシリウスの出番が彼の期待に比べて少なかったと感じているそうである。
オールドマンは、シリウスというキャラクターについて
「シリウスが大好きであるが、映画の中ではあまり登場しなかった。すぐに消えてしまった」と述べた。
映画における彼の登場シーンは主に『アズカバンの囚人』であり、ここでの彼の物語は、ハリーとの繋がりとスリリングな獄中脱出を中心に展開される。
しかし、『炎のゴブレット』や『死の秘宝』での登場はカメオ程度に過ぎず、『不死鳥の騎士団』での悽絶なる戦闘シーンでその生涯に幕を閉じた。
Deadlineによれば、2026年放送予定の新シリーズは、シリウス・ブラック役を演じたオールドマンのように新たな俳優陣で構成されるという。
制作陣には「サクセッション」のフランセスカ・ガーディナーとマーク・マイロッドが参加し、作品は10年間続く予定である。
シリウス・ブラックが果たすべき更なる役割
ハリー・ポッターの世界において、シリウス・ブラックは単なるキャラクター以上の存在である。
彼はハリーにとって唯一の家族であり、かつ父親の友人として重要な存在であった。
作品の中で彼が果たすべき役割は、物語の進行とともにさらに深いものであるべきだった。
文学界でカルト的な人気を誇るこのシリーズの再リブートは、新たな視点からキャラクターたちを描き、より詳細な心理描写を提供する機会であると言える。
特にシリウスのような複雑な背景を持つキャラクターは、彼の内面の葛藤や、ハリーとの友情、過去の傷を探求することによって新たな魅力を引き出せるだろう。
一方で映画に登場したシリウスやスネイプのような大人は原作よりも年齢が高く設定されていた。
ドラマがより原作重視のキャスティングになる場合、映画よりも若い大人陣が望まれるかもしれない。
