『マーベルズ』ネタバレ感想・考察_MCU最低興行収入を記録した楽しいだけの映画だった

スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーベルズのアイキャッチ レビュー

こんにちは、シネマトレンドです。
今回は11月10日に公開された映画『マーベルズ』のネタバレ感想と考察をお届けします。
本作はMCUの33作目の作品です。
キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、そしてミズ・マーベルの3人が能力を使うたびに入れ替わってしまうというハンデを背負いながら宇宙の脅威と対峙する本作は110分の上映時間ということもあってか、終始楽しめました。

ここから先は『マーベルズ』のネタバレを含みます。

『マーベルズ』ネタバレ感想

アクション映画

まず全体的な感想としては、楽しい映画でした。
ストーリーはそれほど複雑ではなく、進行が順調で、特に大きな困難にぶつかることもなく、一部では都合の良い展開もありましたが、作品全体のテンポは良かったです。
ストーリーは他のMCU作品に比べても特にシンプルだったので、ストーリー性を求める人には少し物足りなさを感じたかもしれませんが、約1時間半という短さもあってか、話がスムーズに進んでいました。
アクションは非常に多く、今回は3人のヒーローが光に関連したパワーを持っており、パワーを使うたびに入れ替わるというハンデを背負っていました。
このハンデは、それこそMCUで特段強いキャプテン・マーベルをヴィランと1対1で戦わせないことで力を分散させる役割として機能していました。
そのハンデをどのように戦いに活かすかがヴィランとの戦いで重要なポイントでしたが、このハンデが原因で困難に陥るということはほとんどなく、入れ替わっても結局どうにかできていました。
例えば戦闘中に入れ替わっても序盤からそれに対応して戦闘を続けていました。
このハンデや後で話すことも含めて、本作は困難を乗り越える場面は少なく、結局すぐに克服できてしまうことがほとんどでした。
一方でアクションは素晴らしく、ヒーローたちの個々の能力を上手く活かしていました。
キャプテン・マーベルは無敵に近い力を持っています。
この強すぎる能力は『アベンジャーズ:エンドゲーム』でキャプテン・マーベルを終盤にしか出せなかったくらいのものです。
本作でもその強さは健在で、敵を軽々と倒していくアクションは爽快でした。
そしてS.A.B.E.R.のエージェントとして活動するモニカは『ワンダヴィジョン』で能力が発現したものの、ドラマ内ではそこまで能力を披露することが無かったのですが、本作では基本的な使い方をマスターしており、能力を任務にも活かしていました。
モニカはエネルギーを吸収したり、自分自身をエネルギーにして物体をすり抜けたりできます。
それを利用した戦闘スタイルもまたユニークで観ていて楽しかったです。
そして同じくドラマが初登場のミズ・マーベルは光を結晶化する能力を持っています。
ドラマでは能力を手に入れる過程から描かれ、最終話では結晶化する能力を上手く扱えるようになっていましたが、映画ではそれ以上でした。
足場を発生させて移動しながら戦うのは、インフィニティ・ウォーのドクター・ストレンジとスター・ロードの連携プレイを思い出させます。
正直ストーリーに違和感を感じる部分も多いですが、アクションが際立ち、映像を楽しむ要素が強かった印象です。

 

ヴィランの脅威不足

本作のヴィランは少し魅力が薄かったです。
最近のMCU作品では例えば『アントマン3』に登場する征服者カーンは、マルチバースサーガのサノス的な立ち位置になるということでとても期待されていました。
他にも『ガーディアンズオブギャラクシー3』のハイ・エボリューショナリーはロケットを改造した張本人ということで注目されていました。
そういったヴィランが登場した過去作と比べると本作のヴィランであるダー・ベンは見劣りしました。
ダー・ベンは記憶を取り戻したキャプテン・マーベルの復讐により生まれました。
ダー・ベンの目的は内戦により荒廃した惑星ハラを復活させることでした。
そのために恨みを持つキャプテン・マーベルに馴染みのある惑星から資源を奪っていきます。
なぜダー・ベンが今回そのような行動に出たのかというと、キャプテンマーベルが記憶を取り戻した後、惑星ハラのAI、スプリーム・インテリジェンスを破壊したからです。
スプリーム・インテリジェンスを倒したから終わりかと思いきや、スプリーム・インテリジェンスが破壊されたことで内戦が発生し、惑星はほぼ荒廃状態になりました。
太陽も消滅し、住むには適さない状態でした。
ダー・ベンはキャプテンマーベルによって故郷を破壊されたことで、他の惑星から資源を取り寄せ、惑星を復活させようと企んでいます。
この結びつきは興味深いですね。
過去の行動が生んだヴィランと言えばヴァルチャーやミステリオなどがいます。
そんな彼らと違い今回のヴィランにそこまで魅力を感じなかったのは、復讐以外のキャラクター性だと思います。
例えばヴァルチャーは、トニー・スタークに仕事を奪われたでヴィランになりましたが、彼自身に家庭があり、最後には救ってくれたスパイダーマンを守るために正体を秘密にする人間性も持ち合わせていました。
ミステリオもトニーが生み出したヴィランですが、結果的にだますことが目的でしたがピーターのお父さん的な立場にいたり、自身の能力でスパイダーマンを圧倒するなど、キャラクター性とヴィランの脅威を持ち合わせていました。
一方、今回のダー・ベンは惑星ハラを復活させるという目的がありましたが、ヴィラン自身はキャプテン・マーベルへの復讐心しか感じられず、ダー・ベンの他の感情や考えがあまり感じ取れませんでした。
復讐が生んだヴィラン以外では、例えばウルトロンやサノス、そしてワンダもヴィランとしての行動以外に、自身のキャラクター性が魅力だったので、どうしても今回のダー・ベンはその点が弱く、結果的に魅力を感じませんでした。
最後にはキャプテン・マーベルと協力してハラを復活させることもできたのですが、選んだのはバングルというのも、殺戮者と呼ばれるキャプテン・マーベルを信用しなかったということもありそうですが、当初の惑星ハラを復活させる目的よりもバングルの力に憑りつかれている感じがして、最後まで一流のヴィランというよりも小物感が強かったです。
強さに関しても、バングルを使うことでキャプテン・マーベルに対抗する力を使えますが、それも一時的なもので、せっかくキャプテン・マーベルを遠くに吹っ飛ばしてもすぐ戻ってきますし、それでいてヒーロー側は3人もいるのでその強さがいまいち伝わりませんでした。
ただ、キャプテンマーベルの性格が裏目に出て生まれたヴィランで、その描写は巧妙だと感じました。
最後にはバングルを二つ集めましたが、その能力に耐え切れず普通に破裂してしまいます。
例えばバングルを2つ使ってキャプテン・マーベルと互角に戦える力を手に入れたうえで、さらに力を高めようとしてバングルから能力を引き出すけど、その強すぎる能力を抑えきれずに息絶えるとかならまだ見せ場はあったんじゃないかなと思います。
全体的に中途半端で印象の薄いヴィランでした。
ただ、ダー・ベンが使えなかったバングルをカマラはいとも簡単に扱っていたので、カマラがただバングルで力を手に入れたのではなく、カマラとバングルはセットだというのが、ドラマでも少し語られましたが改めて強調されましたね。

 

ヴィライン以外の驚異の無さ

ここまでヴィランの魅力と驚異の無さについて話してきましたが、脅威や困難を感じなかったのはヴィランだけではありません。
例えばS.A.B.E.R.の緊急事態です。
S.A.B.E.R.はニック・フューリーが指揮を執る宇宙の組織で、モニカはそこのエージェントです。
このS.A.B.E.R.はダー・ベンの攻撃により職員全員が脱出できなくなりました。
ただこの緊急事態に驚くほど危機感がありませんでした。
宇宙に取り残されて大勢の死者を出すかもしれないという状況ですが、その場の雰囲気はどこかコメディチックでした。
最終的に職員をフラーケンに飲み込ませて脱出するという方法は笑えますが、その方法が判明する前から危機感の無さが表れていたのが気になりました。
そして同時に「結局どうにか解決できるんだろうな」と思ってしまいます。
そう思ったのは映画だからではないです。
本作は困難に直面したときにそれをいとも簡単に乗り越えてしまいます。
例えば本作のメインともなる3人が入れ替わる事件ですが、ちょっと遊んだだけでほとんど克服してしまいます。
もちろん克服することはダー・ベンを倒すうえで重要なのですが、問題はこのハンデによる大きな損失が無いというところです。
例えばこのハンデが起こした事態と言えば、3か所で戦うヒーローが思わぬタイミングで入れ替わることで上手く戦えないというのがあります。
しかし実際は上手く戦えています。
もちろん入れ替わっちゃうのですが、入れ替わった先でも結局敵を倒すことができています。
他にもキャプテン・マーベルが飛んでいる最中にミズ・マーベルと入れ替わってしまい、落ちてくるところも地面にぶつかる寸前にキャプテン・マーベルと入れ替わり「キャプテン・マーベルなら大丈夫だ」みたいな感じで終わります。
このハンデが原因で戦闘に苦戦したり、ヒーロー側に大きな支障がきたされたうえで克服すれば困難を乗り越えるヒーローというこれまでのMCUにも見られた展開にできましたが大したハンデが無いのにそれを乗り越えたと言われても微妙です。
遊びの中で克服していくのは面白いやり方でしたけどね。

 

他にもジャンプポイントの修理です。
ジャンプポイントはMCUにおける宇宙空間を高速移動するもので、過去には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにも登場していますね。
今回はダー・ベンが破壊したジャンプポイントをモニカが自分を犠牲に修理することになります。
しかしこれも今まで話してきた緊張感が無く都合の良い展開の連続が頭に残っているので、全然危機感を感じませんでした。
それに加えてモニカがキャプテン・マーベルとミズ・マーベルからエネルギーを吸収するときも危険な行為だと煽っておきながら特に何もない状態で覚醒しました。
こういった危機感の無さはジャンプポイントの修理も同様です。
ジャンプポイントの修理もX-MENの登場につなげるために無理やり作り出した展開に感じてしまいました。
このように本作は全体的に危機感に欠けていました。
本作はコメディ調の作品だったのですがMCUにおける宇宙の危機という根底にあるテーマをコメディ1つで描いてしまうのはMCUで共通して大切だった危機感という部分が欠ける原因になっていたと思います。
ここまで脅威や危機感の無さについて話してきましたが、決してコメディを楽しめなかったわけではありません。
むしろ映像やキャラクター同士の掛け合いは楽しめました。
しかしMCU作品に期待していた部分は期待外れでした。
本作は1時間45分というMCUで一番短い上映時間だったので、ヒーローの有利に進む展開にせざるを得なかったのかもしれませんね。

 

期待していなかった理由

ここでなぜ私が本作にそれほどワクワクしなかったかについて話していきたいと思います。
それは単純に、過去の作品にあまり引き込まれなかったからです。
それが、『マーベルズ』を見る際にそれほどの期待感を持っていなかった理由だと思います。
本作に登場する3人のヒーローが登場した作品を軽く振り返ってみます。
まずはキャプテン・マーベルが初登場した『キャプテン・マーベル』です。
この単独映画は2019年に公開されたもので、『アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の間に位置しています。
当時、キャプテン・マーベル自身にも関心を持っていましたが、私がワクワクしていた1番の理由は『インフィニティ・ウォー』のポストクレジットでニック・フューリーがキャプテン・マーベルを呼ぶ場面にありました。
その時点ではポケベルに映ったロゴしか出ていなかったので、コミックをあまり知らない人にとっては誰なのか理解できなかったと思います。
実際、一緒に観に行った友達はポケベルに表示されたロゴが誰のものなのか分かっていませんでした。
かく言う私もキャプテン・マーベルという名前は知っていましたが、その詳細については分かっていませんでした。
その後、2019年に『キャプテン・マーベル』が公開されました。
この時私が『キャプテン・マーベル』を観に行ったのはもちろんキャラクター自身に対する期待感はありましたが『エンドゲーム』に繋がるからという理由も大きかったです。
2019年の単独作でキャプテン・マーベルは、非常に強く、戦闘スタイルも豪快で派手で楽しめました。
ただ、ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルは無口で、かつ頑固な部分があり、そういった性格の部分はハマれませんでした。
次にモニカ・ランボーが初登場した『ワンダヴィジョン』です。
この作品は、名前の通りワンダとビジョンの物語がメインです。
モニカも出てきますし、S.W.O.R.D.のエージェントとしてダーシーやウーと一緒に調査するモニカの話も興味深いのですが、この物語はワンダやアガサなど別のキャラクターの話しにがメインなので、モニカが能力を得てワンダと対峙したり、双子を守るために謎の能力を使うところなど興味深い部分はありましたが、作中ではそこまでモニカ自身に注目することはありませんでした。
そしてミズ・マーベルが初登場する『ミズ・マーベル』も観ましたが、高校生活が描かれたかと思いきや、家族との問題やカマラのルーツが掘り下げられるなど、いろいろな場所に寄り道しすぎてテンポが悪くなっていました。
これらはキャラクター自体が悪いわけではありませんが、作品の中で目立つ活躍ができなかったり、テンポの悪さから魅力が薄れてしまったため、2人のキャラクターにあまりハマれなかったのかもしれません。
結果的に、これら3人のキャラクターに魅力を感じられなかったため、『マーベルズ』を実際に観るまでワクワクしませんでした。
本作は北米でMCU史上最低のオープニング興行収入を記録しましたが、その要因には私と同じようにキャラクターに興味がわかなかった人や、本作のメインヒーローが2人もドラマにしか登場していないキャラクターというのも関係しているかもしれませんね。

 

キャラクターの変化

ここまで過去作のキャラクターの印象を話してきましたが、本作では良い一面がみられました。
特にキャプテン・マーベルです。
今回の『マーベルズ』に登場したキャプテン・マーベルは、過去の印象とは異なり、より陽気でフレンドリーな性格が強調された印象を受けました。
2019年の単独映画や『エンドゲーム』ではクールで無口なイメージが強く、衝動的な一面もあったキャラクターでしたが、今回はそのクールさや衝動的な一面を保ちつつ、コメディティックで陽気な一面が目立ちました。
例えば、ミュージカルの国で恥じらいを見せながら街を歩いたり、自ら歌う場面やカマラとのやりとりも彼女のオタクぶりを受け入れ、ノリ良く受け答えしていました。
この一面は個人的にとても好きでした。
これによって、キャロル・ダンバースとしての人間性や親近感がより強く感じられました。
そして、モニカとの会話シーンでは、キャロルとモニカが子供の頃からの親友であり、キャプテン・マーベルが親戚の子供と接するような様子も彼女の人間性を深く感じる良い機会でした。
全体として、キャプテン・マーベルはフレンドリーな要素が強調され、より人間性が見えたのはとても良かったと思います。

 

新世代アベンジャーズ

本作は多くのサプライズがありましたがまずはケイト・ビショップです。
ケイトと言えばドラマ『ホークアイ』で初登場したキャラクターで、ホーク・アイに憧れる若者で、実際にホークアイと共闘する場面もありました。
そんなケイトが本作では、まるでニック・フューリーのように暗がりの椅子から姿を現したミズ・マーベルに勧誘される形で登場しました。
この時カマラがアントマンの娘も誘う予定だと言っていましたが、これはキャシーのことですね。
これにより、新世代のヒーローたちが集まってチームを形成する展開が予感されます。
最近登場した若い世代のヒーローというと、ミズ・マーベル、ケイト・ビショップ、そしてキャシーの他にはアメリカ・チャベスも加入の可能性はありそうです。
他にも『シー・ハルク』で登場したハルクの息子のスカーは無いですかね?
エレーナも新世代だと思いますが、今後公開が予定されている『サンダーボルツ』に加入する可能性が高そうです。
まだ結成段階で、フェーズ1のアイアンマンとニック・フューリーの体面を思い出させますが、この新生代ヒーローが今後どのようになっていくのか楽しみです。
今回勧誘されたケイト・ビショップを演じるヘイリー・スタインフェルドは個人的に好きなのでもっと活躍が観たいです!

 

X-MENの登場

新世代アベンジャーズも嬉しいサプライズでしたが、やはりこっちは何年も待ち望んでいました。
本作の終盤でジャンプポイントを直したモニカは反対側に取り残されてしまいます。
そして気を失ったモニカが目を覚ますとその横にはバイナリーと呼ばれるキャラクターがいました。
このバイナリーの外見はモニカの母親であるマリア・ランボーにそっくりでした。
このことからX-MENの世界がマルチバースであると示唆されています。
マリア・ランボーと言えば『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』ではキャプテン・マーベルにもなっていましたね。
ここで登場したバイナリーの能力はわかりませんが、モニカやキャプテン・マーベルと関係する能力をなのかもしれませんね。
そしてそこにはX-MENではお馴染みのビーストもいました。
ビーストと言えば映画でもお馴染みのキャラクターで全身が青で覆われた姿が特徴的です。
ここでビーストがモニカについて仮説を立てていましたが、別の世界から来たと瞬時に判断していたことからこのX-MENの世界の技術力の高さをうかがえます。
ここでビーストについて判明していることからこのX-MENの世界が映画でどの位置にあるのか考察してみます。
まず今回登場したビーストを演じたのはケルシー・グラマーで『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』でビーストを演じています。
『ファイナル・ディシジョン』と言えばミュータントの能力を消す「キュア」と呼ばれる薬を巡る話です。
2000年から続く『X-MEN』の1つの区切りのような作品でした。
これらのことからいくつか考察できることがあります。
まずプロフェッサーXを演じるがパトリック・スチュワートだということです。
X-MENシリーズでは若いプロフェッサーXをジェームズ・マカヴォイを、年齢を重ねたプロフェッサーXをパトリック・スチュワートが演じています。
そして同じように若いビーストを演じたのはニコラス・ホルトで、年齢を重ねたビーストは今回のビーストも演じたケルシー・グラマーです。
このことから、プロフェッサーXもビーストと同様にパトリックバージョンになると予想できます。
次に年代です。
ここは断定できませんが『フューチャー&パスト』のラストが2023年でした。
これは私たちの世界の年代と合います。
MCUはエンドゲーム以降、約3年先の話になったので『マーベルズ』の出来事は2026年に起こったことになります。
そうなると『フューチャー&パスト』から3年後の未来のX-MENと出会っても問題ないと思います。
ここでモニカがX-MENと出会うことでMCU全体に何が起こるのか楽しみです。
X-MEN関連ではカマラがドラマ『ミズ・マーベル』内で突然変異であることが明かされました。
そしてその場面では1992年から1997年に放送されたアニメシリーズ『X-MEN』のテーマ曲が流れていました。
そしてカマラの突然変異をあらわす単語として「ミューテーション」が使われていたことからも、カマラがミュータントであると考えることができます。
そうすると今後X-MENとMCUの合流がますます楽しみになってきますね。
MCUにはカマラ以外にも突然変異した人がいる可能性があるので、MCUにおけるミュータントの扱いも気になるところです。

 

スコセッシ監督の意見

MCUに関する話だと2019年にマーティン・スコセッシ監督が「MCUは映画よりもテーマパークに近いと感じる」と話し、それが議論を呼びました。
この話に関しては人それぞれ違った考えを持っていると思います。
僕は本作に限って言えばテーマパークというか、アトラクション的だと思いました。
『マーベルズ』はこれまで話してきた通り、ストーリーは薄く、アクションが多かったので、他のMCU作品に比べてもアトラクション要素は強かったように思います。
楽しかったのですが、映画体験というよりもアトラクション感が強かったので観ていてふとマーティン・スコセッシ監督の意見を思い出しました。

 

さいごに

今回は映画『マーベルズ』のネタバレ感想と考察をお届けしました。
本作は楽しい映画だったのですが、本当に楽しかっただけでストーリーに関してはもはやおまけ程度だったのが気になりました。
ただ本作はX-MENや新世代アベンジャーズなど、MCUの今後を期待させる要素が多く登場したので、僕がMCUを楽しむ日々はまだ続きそうです。
最後までご覧くださりありがとうございました。