【アーミー・オブ・ザ・デッド】ネタバレ徹底解説レビュー

アーミーオブザデッドのタイトル レビュー

こんにちは!今回はNetflixで配信されている映画【アーミー・オブ・ザ・デッド】の徹底解説レビューをお届けします!
5月21日よりNetflixで公開された【アーミー・オブ・ザ・デッド】はゾンビの蔓延したロサンゼルスに眠る2億ドルを手に入れようと結成した強盗集団を描いた物語です。

ウォッチメン】や【マン・オブ・スティール】のザック・スナイダー監督がメガホンをとり、【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】のデイヴ・バウティスタ、【POWER/パワー】のオマリ・ハードウィックなど、これからを期待される豪華キャストが集結しました。

アーミー・オブ・ザ・デッド】のキャスト情報はこちらをご覧ください!

独特な映像

ザック・スナイダー監督の個性が全開の映像

本作は、【ザック・スナイダー版ジャスティス・リーグ】でも話題のザック・スナイダー監督がメガホンを取りました。
いたる所で使われるスローモーションや、被写界深度が浅い映像など、ザック・スナイダー監督の特徴全開でした(笑)

本作で見られるザック・スナイダー監督の特徴をいくつか挙げてみましょう。
まずは、被写界深度の浅い映像です。
被写界深度について分からない方でも、本作をご覧になった方の中には違和感に気づいた方もいらっしゃるかもしれません。
被写界深度とは、簡単に説明するとピントが合う範囲みたいな感じです。
下の画像は、目の前の「スコット・ウォード」にはピントが合っていますが、その他の背景はボケています。
デイヴ・バウティスタ

本作は終始このような映像が続きます。
この、被写界深度の浅い映像はザック・スナイダー監督の映像の特徴ではあるのですが本作では特に顕著にみられました。
これまでのザック・スナイダー監督の作品は問題なく観られていた筆者ですが、今回は少し使われすぎている気がしました。
被写界深度の浅い映像を使うことで映像にメリハリをつけることが出来るのですが、それは被写界深度の深い(ボケが少ない)映像も使用した場合です。
本作は、被写界深度が浅い映像が続くので、めまい、もしくは夢の出来事のような映像になっています。

Netflixで同時に公開された【アーミー・オブ・ザ・デッド:制作の舞台裏】でザック・スナイダー監督は、非常に被写界深度の浅い映像を撮れるようにカメラやレンズにこだわったと言っています。
そこで使用されたレンズはなんと、70年代の静止画用のレンズでした。

ザック・スナイダー監督よ。突き進みすぎです。

本作のこの映像の特徴に関しては、否定的な意見が多いです。
しかし、これはザック・スナイダー監督がフワフワした映像を撮りたかっただけでは無いのかもしれないという意見もあります。
ザック・スナイダー監督の特徴の一つにCGとグリーンスクリーンを使った1から新しい世界を作り上げるということがあります。

本作で登場した荒廃したロサンゼルスは1からCGで作られたことがメイキングで語られています。
そうした際に、背景のディティールをぼかすことで完璧に背景が制作されていなくても隠すことが出来ると指摘されていました。

確かにそれは面白い仮説です!今回のロサンゼルスは大変な労力をもって制作されたことが明かされているので、撮影の進行を考えると手間を減らすことは得策かもしれませんね。

微妙なストーリー

まず何といっても、分かりやすいストーリーでした。初めに、ゾンビが誕生する原因からゾンビが増えていった過程を説明した後、デイヴ・バウティスタ演じるスコットに億万長者のブライ・タナカが話を持ち掛けてくる。
ここまで、とても分かりやすいストーリーで展開されていきます。

ここまでは良かったのです。

本作はその後、多くのサイドストーリーを展開していきます。例えば、入り口で干からびているシャンブラーの大群や、死体になっている先に突入した部隊を見たオマリ・ハードウィック演じるヴァンデルローエが言った
俺らは、無限ループにハマっているのかもしれない。戦って死んで、戦って死んでの繰り返しだ。
と言っていましたが、何もありませんでした。

考えすぎだと言えばそれで終わりですが、妙に一致している死体とメンバーの服装や、唐突に始まったフラッシュバック
ヴァンデルローエの哲学的な思想が表現されていただけのシーンだったのでしょう。考えすぎかもしれませんね。
しかし、それを抜きにしても言いたい部分はあります!

本作には3種類のゾンビが登場します。

  • シャンブラー
  • アルファ
  • ゼウス

まずシャンブラーは、一般的なゾンビです。
シャンブラー

アルファは、知能を持ち、身体能力が向上しているアスリートゾンビです。
アルファゾンビ

そしてゼウスは、すべてのゾンビの現況である最初にコンテナから出てきたゾンビです。
ゼウス

それで何が言いたいかというと、先ほども挙げた入り口で干からびているシャンブラーの大群です。コヨーテが
ひとたび雨が降れば、数時間で復活する
と言っていました。

しかし、雨は降りません。
本当にただ干からびているだけでした。

この流れは最終局面で雨が降り、ピンチに陥る展開だと思ってました。

そして、リーダーのスコットの親友で整備士のマリアです。
スコットが最初に選んだメンバーでもあり、これからの関係が期待されていたマリアでしたが、エレベーターで降りてきたゾンビに頭をひねられます。

衝撃的なシーンではありましたが、ほとんどの脚本家はこんな展開にはしないはずです。
主人公の親友で、今後の展開が期待されていたキャラクターをこんな簡単に切り捨てるのは、
「ゲームのラスボスと戦うために大切にしてきた1回限りの最強のアイテムを、最初の村に出てくるような雑魚キャラに使ってしまうようなもの」です。

少し例えがややこしくなってしまいましたが、簡単に言うと他に使うべき場面があっただろうということです。
例えば、ゾンビの王であるゼウスにやられてしまい、スコットがゼウスを倒す最大のきっかけにするのならまだ分かります。

しかし、エレベーターで降りてきたゾンビです。一瞬でハチの巣にされたゾンビです。
ゾンビ作品では、意外な場面でキャラクターが退場する場面がありますが、本作はその他のストーリーの微妙な部分が相まって、微妙な作品への一歩になってしまいました。
まるで、撮影しながら脚本を変更していったような違和感でした。

しかし、良い面を観ることもできます。
本作は華麗な身のこなしのアルファゾンビがとてもかっこいいです。

本作に出てくるアルファゾンビは高い身体能力を持っています。
アクロバティックな戦闘が作品には多く登場し、観ていて興奮する場面もありました!

更に、ユーモアも随所に散りばめられています!
金庫の前にたどり着き、トラップを回避するためにゾンビをおとりにするシーンや、真田広之さん演じるブライ・タナカ
Easy Peasy Japanesey」と「Easy Peasy Lemon Squeezy」のシーン(真田広之さんの Lemon Squeezy の発音が癖になりました!)
真田広之

そして、なんといっても戦闘シーンです。
この映画はアクションとコメディに99パーセントの力を使い、残りの1パーセントでストーリーを制作したのかもしれません。
本作は、頭を空にして約2時間30分をゾンビの肉片を観ながら笑っているのが一番です。
自分自身がゾンビになりましょう。

アーミー・オブ・ザ・デッドは制作が難航していた

さて、そんな本作ですが、完成するまでには大変な道のりがありました。

Netflixが2019年に【アーミー・オブ・ザ・デッド】の権利を獲得するまでワーナーブラザーズで約12年間、制作が難航していたのです。
ゾンビ×銀行強盗は制作するのが大変なのかもしれません。

少なくとも、難航していた企画を救ったNetflixは称賛されて良いでしょう。
Netflixには未来が見えているのかもしれません。

なぜなら、救世主Netflixにはこの作品を良い方向にもっていく計画があるからです。

続編について

Army of Thieves

本作【アーミー・オブ・ザ・デッド】の前日譚(前の話)である、【Army of Thieves】が2021年に公開されることが決まっています。
邦題は【アーミー・オブ・シーブス】で、意味は「泥棒の軍隊」です。

なんと、【Army of Thieves】の監督は【アーミー・オブ・ザ・デッド】で金庫破りのために雇われた鍵師のディーターを演じたマティアス・シュヴァイクホファーです。


マティアスさんはドイツ出身で、ドイツでは多くの賞を受賞しています。さらに俳優だけでなく、ミュージシャン監督としても活躍しています。

前日譚の【Army of Thieves】は2020年の10月にドイツで撮影が始まり、同年の12月に撮影が終わりました。
現在判明している内容としては、ゾンビが発生した初期の世界を舞台にした、アクションコメディ作品です。

主演はディーター役のマティアス・シュヴァイクホファーさんですので、ディーターの新たな活躍が観られるようです。
アーミー・オブ・ザ・デッド】ではディーターが楽しいキャラでしたので新しい活躍が観られるのはうれしいです。

Army of the Dead: Lost Vegas

更に前日譚のアニメーション作品【Army of the Dead: Lost Vegas】の公開も予定されています。
邦題は【アーミー・オブ・ザ・デッド:ロスト・ベガス】でしょうか。

この作品は、アニメーション作品です。配信日はまだ判明していません。
Army of the Dead: Lost Vegas】は、ゾンビが発生した初期段階を描くようです。
キャストには、

  • リーダーのスコットを演じたデイヴ・バウティスタ
  • 娘のケイトを演じたエラ・パーネル
  • 巨大チェーンソーで戦うオマリ・ハードウィック
  • スコットの親友で元整備士のマリアを演じたアナ・デ・ラ・レゲラ
  • ヘリコプターの操縦士のマリアンヌを演じたティグ・ノタロ

が決まっています。
アーミー・オブ・ザ・デッド】では、リーダーのスコットや、整備士のマリアが過去に活躍していたことが示唆されていたので、
アーミー・オブ・ザ・デッド:ロスト・ベガス】では彼らの更なる活躍が観れるでしょう!

この2つの前日譚が【アーミー・オブ・ザ・デッド】をどこまで肉付け出来るかが期待されます。
例えば、ゾンビの大量発生の原因となった「ゼウス」とは一体何なのかが明かされてほしいです!

おわりに

今回は、ザック・スナイダー監督の最新作【アーミー・オブ・ザ・デッド】についてお届けしました。
本作はゾンビ×銀行強盗という新しい組み合わせに挑戦しました!
前日譚の公開も予定されている本作をまだご覧になってない方は、是非Netflixでご覧ください!

それでは、また別の記事でお会いしましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!

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