【インフィニット 無限の記憶】ネタバレ感想・レビュー_Amazonプライムビデオで配信のSFアクション映画

スポンサーリンク
スポンサーリンク
インフィニットのアイキャッチ レビュー

こんにちは、シネマトレンドです!
今回はアントワーン・フークアが監督を務めた映画【インフィニット 無限の記憶】のネタバレ感想・レビューをお届けします。
【インフィニット 無限の記憶】前世の記憶を持ったまま生まれ変わることができるインフィニットと呼ばれる人々の戦いを描いたSFアクションです。

【インフィニット 無限の記憶】作品情報

エヴァン・マッコーリーは学んだ事のないスキルや訪れたことのない場所の記憶を持っていた。自己流で服薬しノイローゼ気味になったエヴァンの前に”インフィニット”と名乗る秘密組織が現れ、彼の記憶は本物だと明かす。Amazon prime video

本作は作家D. Eric Maikranzの小説『The Reincarnationist Papers』が原作です。

キャスト・監督

アントワーン・フークワ監督

本作は、【イコライザー】シリーズや【マグニフィセント・セブン】の監督で知られるアントワーン・フークワが監督しました。
これまで、多くのアクション映画を監督してきたアントワーンですが、本作も例にもれずスタイリッシュでド派手なアクションが多く登場しました。

マーク・ウォールバーグ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Mark Wahlberg(@markwahlberg)がシェアした投稿


主演のエヴァン・マッコーリーには、【テッド】シリーズや【トランスフォーマー】シリーズで知られるマーク・ウォールバーグです。

元々、【キャプテン・アメリカ】で知られるクリス・エヴァンスが主演の交渉をしていましたがスケジュールの都合で交代しました。
クリス・エヴァンスのエヴァンも見て見たかったです!

キウェテル・イジョフォー

宿敵のバサーストを演じたのは、【ドクター・ストレンジ】や【オールド・ガード】で知られるキウェテル・イジョフォーです。

【ドクター・ストレンジ】ではモルドを演じており、【ドクター・ストレンジ】の続編にも出演しています。
さらに、Neflixオリジナル映画【オールド・ガード】にもコプリー役として出演しています。
【オールド・ガード】は不死を題材にしたアクション映画です。
【オールド・ガード】ではスタイリッシュなアクションを多く披露していたキウェテルですが、本作でもカッコいいアクションを多くみることができます!

 

登場した車一覧

本作ではカッコいい車がいくつか登場しました。
それらの多くがアストンマーティンの車です。
その中でも特に印象的だった車を紹介します。

Ferrari Testarossa(フェラーリ テスタロッサ)

フェラーリ テスタロッサ
1つ目が映画冒頭でトレッドウェイたち3人が卵を守るためにカーチェイスを繰り広げていたシーンで登場した車です。
テスタロッサはイタリア語で「赤い頭」を意味する通り、綺麗な赤いボディが印象的でした。

Aston Martin Vantage(アストンマーティン ヴァンテージ)

アストンマーティンヴァンテージ

2つ目がエヴァンが取調室から脱出する際に使った左右のハンドルを切り替えることができる車です。
映画ではインフィニットのロゴが随所に施されていたこの車は作中に登場した通り、洗練された近未来的な内装に目が奪われます。

Aston Martin lagonda vision concept(アストンマーティン ラゴンダヴィジョンコンセプト)

アストンマーティンラゴンダヴィジョンコンセプト
3つ目は生まれ変わりを人類のために使おうとするビリーバー達がカジノに向かう場面で登場した車です。
なんといってもインパクトのある片面が完全に開く、車であることを忘れてしまうようなデザインが魅力的です。

ネタバレ感想・レビュー

本作は【イコライザー】や【マグニフィセント・セブン】のアントワーン監督の作品らしく、ド派手でカッコいいアクション前回でした!
特に日本刀や斧のような武器を使ったアクションがとても印象的でした。
刀を使ったスタイリッシュな刀捌きには魅了されました。
本作はこのように、スタイリッシュなアクションが多くみることができました。
しかし、肝心物語を考えると良かったとは言えません。
本作は前世の記憶を持ったまま生まれ変わることができる『インフィニット』と呼ばれる人々に焦点を当てた映画です。
前世の記憶を人類の平和と発展のために生かす人々と、生まれ変わりを呪いだと信じて人類を滅ぼそうとする人々の戦いを描いています。
しかし、話の流れの不自然さに違和感を感じました。
主人公のエヴァンは知らない記憶や覚えたことのない技術を習得していましたが、自分が生まれ変わりであるということに気が付かなかった為、長い時が経ってしまっていました。
そこでバサーストに捕まり、そこから本当の自分の運命に対峙することになります。
この敵『バサースト』は通常思春期で発生する前世の記憶の発生が、自分だけ胎児の頃から記憶が形成されてしまうことを苦しんでおり、人類を全滅させることで生まれ変わりる体を無くして苦しみから解放されようとしていました。
しかし、この目的を簡単に達成できてしまう武器をあろうことかバサースト自身が所有しています。
バサーストの使う銃は生まれ変わりを止めることのできる弾を使っています。
それは生まれ変わりを人類のために使おうとしている人々に対しては非常に脅威になります。
しかし、バサーストはそれを自分に撃つことで自身の呪いから解放されることができます。
探し物はすぐ近くにあるということですね。
もしかしたらバサーストは生まれ変わりという仕組み自体を呪いと考え、インフィニットが誰一人生まれ変わりをできないように企んでいるとしていたのかもしれません。
そうすれば、他のインフィニットに対しても生まれ変わりを阻止する弾を撃ち込んでいた理由に納得がいきますね。

 

しかしバサーストが選んだのは謎の近未来兵器を使い全人類を滅ぼすことでした。
ここでもう一つ納得いかない設定です。インフィニットは前世の記憶から多くの近未来装置を多く作っていました。
この近未来装置がどのように誕生したのか一切の説明がありません。
主人公のエヴァンが日本の刀工だったことやジャングルの部族、登山家だったという断片的な記憶は登場しますが、それらのほとんどは物語にあまり意味を与えません。
先ほども書いた通り本作は刀を使ったアクションが印象的でした。
そのため、エヴァンが前世で刀工だったことを説明していたのは合っていると思います。
しかし、登山の際に親友を失っていたことへの描き方が中途半端だと感じました。
冒頭でエヴァンが塀から落下する場面で謎に登場した登山のシーンですが、これはエヴァンを取調室に連れていくためだったのでしょうか。
少し無理やりさを感じてしまいました。
ジャングルの部族だったことに関しては必要性が皆無だと思います。
部族のシーンは宿敵バサーストとの関係を示していると思うのですが、すでに中途半端にいろいろな前世の断片的で不鮮明な記憶を登場させてしまっています。
物語の内容ではバサーストとエヴァン(前世ではトレッドウェイ)は長年の宿敵であると語られています。
そうであれば、作中で登場させる前世の記憶の数を絞り、それを濃く鮮明に描くべきだったかもしれません。
その限定した前世の中でバサーストとトレッドウェイの関係や、登山をしていた3人の友情などを描いていればより物語を上手く説明できていたと思います。

生まれ変わりや不死を描いた作品では過去の出来事が現代に大きな影響を与えることが多いです。
そのためには過去の出来事を分かりやすく濃く描き、そして現代のキャラクターに深みを持たせることが重要です。
そうすれば、よりキャラクターに感情移入出来たり、物語全体に必然性を持たせることができると思います。
キャラクターへの感情移入とは、映画冒頭に登場した3人の関係性や、生まれ変わりを呪いだと考えるバサーストの心情などです。
しかし本作では冒頭や登山の場面で登場した3人の関係性に関して驚くほど雑に語られていたので、それ以前かもしれません(笑)
必然性とは、本作でいえば生まれ変わりを人類のために役立てようと考える『ビリーバー』とバサースト率いる生まれ変わりを呪いだと考える『ニヒリスト』の対立です。
本作は生まれ変わりという重要な個性を上手く活かすことができていませんでした。
アクションが良かっただけに残念でした。

本作を監督したのは【イコライザー】シリーズや【マグニフィセント・セブン】、Netflixオリジナル映画【THE GUILTY/ギルティ】で監督を務めたアントワーン・フークアです。
【イコライザー】や【マグニフィセント・セブン】、【THE GUILTY/ギルティ】は個人的によくできた作品だと思います。
【イコライザー】のスタイリッシュで効率的なアクションが本作でも継承されているのを感じます。
THE GUILTY/ギルティ】はスウェーデンの映画をリメイクした作品ですが、電話越しで展開される手に汗握る物語を上手く表現できていたと思います。
これらアントワーン・フークア監督の過去作品から考えると、少人数を描いた作品やキャラクターを近くから描いた作品が得意なのかもしれません。

 

さいごに

本作は作家D. Eric Maikranzの小説『The Reincarnationist Papers』をベースに生まれ変わりを描いた作品です。
しかし物語の描き方がイマイチな作品でした。
アクションが良かっただけに物語にもっと深みを持たせてほしかったです。

最後までご覧いただきありがとうございました!